皆さま、こんにちは。入社三年目の小竹です。
この度、学生時代から調査していた童話作家についてまとめた同人誌を作りました。
その童話作家は肥塚彰と言う当時大学予科生で1943年の学徒出陣で出兵して23歳の若さで亡くなられた方です。
私は学生時代、神保町の古本屋で肥塚さんの作品『小人といも虫』という絵本を読んで心惹かれました。
そして、あとがきを読んでこの『小人といも虫』は肥塚さんの死後ご兄弟が童画作家の黒崎義介さんの元に持っていた事で世に出されたことと『小人といも虫』には原作があることを知りました。
私はどうしてもこの肥塚さんの原作が読みたいという思いから調査を始めました。
当時肥塚さんが在籍していた大学の資料館に問い合わせたり、戦没学生について展示をしている記念館にも訪れたりしました。
他にも、図書館や児童文学の先生にもご助言をいただきながら手探りで調査をしました。原作を探す作業は自分の知らない知識と触れ合えるとてもよい機会で大変でもありましたが楽しくもありました。
調査の結果、私は肥塚彰さんのご遺族を見つけることが出来て念願の『小人といも虫』の原作を見つけることが出来ました。
調査をしているときは原作を見つけることは難しいという声がありましたが、奇跡的に巡り会えた私は非常に幸運でした。
私はこの経験から、好きな事を突き詰めれば成し遂げられる事があると学びました。
これからも私は一つの事を突き詰めていけるような人間になりたいです。
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