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敗れた手袋の話

date_range2022/12/22
成形

皆さん、こんにちは。

検査・出荷を担当している小竹です。

 先日まで手のあぶらが付かないように滑り止め付きの手袋を使用してバリ取りをする製品の出荷準備をしていました。

バリ取りする箇所は外側と内側の2箇所ありまして、外側はカッターを使用してバリを取りました。

内側は茶色いベークと呼ばれる板を手にもてる大きさに切ったものを使用しました。

この板は丈夫なものではないのですぐにバリ取りをしている箇所は切れ目みたいにヘコンでしまうので2時間に一回は面取りをしないとバリは取りにくくなってしまいます。

なので、この製品を60個箱詰めするまでに2人がかりで約1時間かかりました。

この作業をするにあたって私は新しく作業用の手袋を開けて取り掛かりました。

新しい手袋だったので、最初の3日間はとても快適に作業する事が出来ましたが、4日目の朝手袋を手にはめてみるとあることに気が付きました。

なんと左右の親指と人差し指の先にとても大きな穴が空いて、中から親指と人差し指が「こんにちは」していたのです。

新品の手袋が一週間足らずで大きな穴が空いてしまったので、とても驚いたのと同時に穴が開くまで頑張ったという達成感が私の中で生まれました。

形で頑張った証が見えるのはとてもやりがいを感じられるということを改めて実感しました。

今後も見える形で頑張った証を増やしていきたいと思います。

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