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切粉はえらい

date_range2023/3/14
金型

皆さんこんにちは、金型設計製作を担当している青木です。

金型製作の中でも、主にマシニングセンタを使用する加工を担当しています。

マシニングだけではありませんが、金属を切削加工すると切粉がでます。

普段は邪魔なものとして処理をしていませんか?

しかし、切粉にも重要な役割があるのです。

粉状のものや、渦巻状、扇状など形も変わりますが、色も変わります。

色に関しては切粉が発生したときの温度によって変わります。

金属を削ると熱を発生します。

切粉はその熱を持って行ってくれるのです。

金属の材質、硬度、工具の材質、形状、切れ具合、回転数、送り速度、切込量、クーラントの種類、さまざまな条件によって切粉の状態が変わります。

ワークが熱を持ったままだと膨張してしまいます。

そのまま削って寸法を仕上げたとしても、冷めたら小さくなってしまうのです。

熱いまま加工すると工具にも負荷がかかり、異常磨耗したり刃が欠けたりします。

ワークの温度管理は最重要項目なのです。

切粉はワークや、工具、機械を守ってくれているのです。

たまには、切粉の状態も見てあげましょう。

「切粉」それはあなたへのメッセージです。

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