皆様、新年明けましておめでとうございます。
東京の大田区でプラスチック成形と、その金型設計製作を手がける有限会社今岡モールディング 代表の今岡です。 ブログをご覧頂き、誠に有難うございます。
昨年は新型コロナウイルスの世界的な流行により、今までとは世の中が一変した1年でした。 年が明けてもその影響はまだまだ続いており、それまで好調と言われていた業種が一転して先が見えなくなったり、一方ではこれまで無かったサービスが生まれたり、また、人と会うことが制限され従来の仕事のやり方が通用しなくなるなど、非常に大きな、そしてこれまで経験したことの無い変化の真っ只中にいると実感しております。 そのような中、私自身は自分が代表を勤めるこの今岡モールディングという会社の仕事、役割について今一度考える機会だと感じています。
私たちの仕事はプラスチックの部品を作ることです。 お客様のご注文にあわせ、成形部では毎日、数百から数万個の部品を成形し、金型部ではこれらの成形品を生産するための金型を設計・製作しています。 そして、出来上がった部品を納品することで弊社としての仕事は終わります。 でも、はたしてそれでゴールなのでしょうか?
弊社は創業以来、これまで1500種類以上に及ぶ成形品を作ってきました。それらはお客様に納品した後、他の部品と共に、最終的には自動車や携帯電話などの身近なところから、鉄道や半導体、医療機器に航空宇宙分野までと、非常に多岐に渡る分野で利用されてきました。
その中には自分が病気や怪我をした時にお世話になる医療機器だったり、通勤通学で乗る列車の運行管理システムに使われていたり、また、PCやタブレット機器、スマホなど、今の社会を支える商品を製造する生産設備に用いられたりと、直接目にする機会は無くても私たちの生活のすぐ近くで活躍しているのです。
すなわち、もっと大局的な視点で見れば私たち今岡モールディングの仕事というのは、ただ図面どおりの部品を作る、金型を作ることではなく、私たちの作る部品によってこの世の中の便利や安心・安全を守ることであり、お客様と弊社の生産活動を支えてくださる多くの皆様と共に、より良い未来を創り出す、それが弊社の役割なのだと思います。
新型コロナウイルスにより、先はまだまだ見通せない状況ではありますが、このことを弊社スタッフとも共有し、これから先もこの役割を果たしていけるように日々努力を続けて参ります。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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