みなさん、こんにちは。入社三年目の小竹です。
十一月となり、年末が刻々と近づく今日この頃、いかがおすごしでしょうか。
私は「読書の秋」という事で、好きな作家さんの全集を買って読むことにしました。
私の好きな作家さんというのは、安房直子さんという童話作家さんです。
安房直子さんとの出会いは学生時代にさかのぼります。
当時、暇さえあれば神保町や古書即売会に足を運び見たことのない本や骨董品に目を輝かせていました。
そんなある日古書即売会で出会ったのが、安房直子さんの『白いおうむの森』という童話集でした。
表紙を見た瞬間、一目で気に入った私は家に帰るとすぐに『白いおうむの森』を読み始めました。
安房直子さんの幻想的で哀愁漂う世界観は、今まで見たことのない未知の世界でした。
詠めば読むほど引き込まれていくその世界に私は夢中になりました。
その中で〈雪窓〉という童話は特に私は好きな童話です。
雪の降る寒い日におでん屋さんが死んだ娘に会うというお話であたたかくてどこか物悲しさがありました。
安房直子さんの童話はどれも大人が読んでも十二分すぎるくらい面白く、深いお話ばかりです。
なので私は、今年思い切って全七巻の全集を買い集めて見ました。
発行年が十年以上前という事もあり、全巻セットが売っていなかったのでアマゾンやメルカリで一巻づつ探し廻りました。
ようやく、先日全巻揃えられたので秋の夜長の楽しみにウィスキーを片手に「読書の秋」を楽しみたいと思います。
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